2018.05.14
【千葉・妙海寺にて開催!】心を鍛えるマインドフルネス集中トレーニング・レポート記事(2018/4/8 実施)
はじめに
“心を鍛えるマインドフルネス集中トレーニング”
4月開催のcocokuriリトリートはこの様なタイトルの元、行われました。
なぜ”心を鍛えることが必要なのか?”というと、瞑想中に湧いてくる雑念に気づき、再び集中をしていくということを繰り返すことにより、自らを客観的にみることができる様になり、その結果として集中力の向上やストレス低減などの効果が出るからなのです。
また、体を鍛えるのと同じ様に、雑念にとらわれることなく、繰り返し意識を集中するトレーニングをすることにより、どんな状況下でも落ちついた心の状態を保つことができるようになると言われています。
そして、リトリートとはシンプルにいうと、
「日常のストレスなどがない環境でゆっくりと過ごし、
自分だけの時間に浸り、自分自身を見つめなおすこと」です。
cocokuriのリトリートは、首都圏から離れたお寺で行う1日がかりのイベントで、講師はお坊さん。
今回は千葉県勝浦市の「妙海寺」にて、ご住職の佐々木教道さんのご指導のもと、瞑想や写経、食法などのアクティビティを行っていきます。
間近に海を眺めることのできる自然に囲まれた環境のなかで、
日頃、どれだけ自分と向き合えていたのか?
呼吸を意識することすら忘れていたのではないか?
今、ここでこうしてゆっくりとした時間をすごせていることがいかにありがたいのか。
そんなことを深く感じることができたのではないでしょうか。
それでは、ここから第二回目リトリートの様子を写真を交えてお伝えして行きたいと思います。
開講式~瞑想の実践
朝10:00前に集合し、まずは、お寺の本堂にて開講式が行われます。
その後、住職より瞑想についてのレクチャーを頂きながら、実際に瞑想を行っていきます。
自身の身体の感覚や呼吸に集中しながら、「今、ここ」を意識するマインドフルネスを体感し、普段いかに「心、ここにあらず」の生活を送っているかということに気づいていきます。
食法
その後、「食法」と呼ばれる作法に基づいて、お粥などの昼食をいただきます。
毎日の食事は天と地の恩恵によるものであり、食材の命を「いただく」ことにあたります。
また、食材の命をいただく事で、、日々の生活と勤労が保たれていることを忘れてはいけないという考えの下に、「マインドフルネスに食事をする」という貴重な体験です。
おかゆやお味噌汁の他に、お寺の近くで採ってきたばかりという新鮮なたけのこのおひたしなど、美味しい素材を存分に噛み締めて味わっていきます。
海での瞑想
食法の後は、ご住職やスタッフの方に車を出して頂き、10分ほどの道のりを走って、近隣の海へ。
風は非常に強いものの、潮の香りや、目に鮮やかな海の色、一歩踏みだす度に感じる砂の感触など、普段なかなか感じることのできない感覚を全身で感じていきます。
そして、参加者それぞれ、思い思いのスタイルで海を臨みながらマインドフルネス瞑想を実践。
本堂での実施時とは環境も変わり、グッと気持ちも引き締まります。
やはり、自然を五感で感じながらのマインドフルネスは格別です。
死の瞑想
海から戻り、少し長めの瞑想を行った後は、”死の瞑想”を行います。
住職の読んでくださる、15分ほどのストーリー内の主人公に自分を落とし込み、自分自身の感情と向き合っていきます。
「ある日、身体にあるしこりに気づき、それががんであると診断される主人公。
そして月日が流れ、迎える最期の日。
病院でベッドに寝そべる主人公の元に、2組の見舞い客が訪ねてきます。(中略)」
その見舞客とは?
いったい、どんな言葉を交わしたのか?
最期の交流を通してどんな感情がわいてきたのか?
自分自身の人生、経験と重ねて、明確なイメージを頭に浮かべていきます。
この”死の瞑想”を通して、自分の中で本当に大切な人や気持ち、日々の過ごし方のここを改めたい!という事に気づいたり、今後の生き方さえも変えるようなとても貴重な時間になったのではないでしょうか。
写経
その後は、最後のプログラムである写経の時間。
写経は「書く瞑想」とも呼ばれており、文字を書くことに集中することにより、
マインドフルネスな状態を目指していきます。
開始前には、香りをつけて身を清め、マスクをして行います。
マスクをする理由は、「写経で書く文字は一文字一文字が仏様であり、そこに息がかかるのはよろしくないこと」とされているからなのです。
そして、写経の最後には自分自身と周りの人への願いを書き、住職にご祈祷をいただきプログラムが終了。
まとめ
1日がかりでのプログラムですが、基本のマインドフルネス瞑想から始まり、食べる瞑想や書く瞑想など、今後の日常生活でも大いに活かせるマインドやスキルや吸収いただけたことと思います。
参加者の方からも、
「今まで、難しくとらえがちでしたが、もっと気楽に瞑想をしていいんだと気づきました!」
「食法を通して、食べ物への感謝を改めて感じたり、日常の他人との関わり方においての自分の反省点・改善点が明確になりました。」
「海や山がとても綺麗で癒やされました。」
「瞑想を通じて、頭の中の整理ができた気がしました。またお寺に来て、瞑想をする時間を持ちたいです!」
という嬉しい感想をいただきました。
日常から離れ、必要以上の言葉を絶つことにより、自分の気持ち・内面と向き合うことに専念でき、普段は雑音にまぎれてしまっている心の声を聞いてあげることができるのではないでしょうか。
皆さまにお伝えしたいことは、自身の心と身体は意識次第で驚くほど変わるということ。
まず素の自分と出会うことからはじめてみませんか?
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